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カリビアンコム連続逮捕、AVに圧力、そして“きりたんぽ”。日本がヤバい!!
クリームばら 

1月11日、3月2日ときて3月9日である。しかも前2回の逮捕者が日本の制作会社「ピエロ」や芸能プロダクション「ディクレア」の社長、AV女優などであったのに対して、今回は運営側の人間が逮捕されている。カリビアンコムもたいへん。いつまでもつんじゃろか?



2008年に、確かオランダにサーバーを置いていた「XVN」という当時国内最大規模を謳っていた日本向け無修正動画配信サイトが突然、あまりすっきりしない閉鎖のされ方をしたことがあった。2つの会社が合併して「XVN」を設立し、いざこれから、というときであったのでガックシ、いや、ただただ ????? な気分であったのを覚えている。



制作会社「ピエロ」関連と9日に逮捕されたカリビアンコムグループ会社社員の逮捕容疑は〈わいせつ電磁的記録頒布〉、芸能プロダクション「ディクレア」関連のほうの逮捕容疑は〈わいせつ電磁的記録頒布ほう助〉である。



〈わいせつ物頒布〉罪に、コンピュータ・システムを利用して行われるもの(サイバーポルノ)を処罰対象に含めるなどの改正を加えて2011年に規定されたのが〈わいせつ電磁的記録頒布〉罪である。このときに懲役刑と罰金刑との併科も可能になった。「XVN」事件から3年後の改正である。



まあ、たしかに法律の属地主義を逆手に取ってサーバーをポルノ解禁国・地域に置き、料金を支払った日本国内の客にアクセスさせるやり方は姑息ではある。姑息な脱法行為であるから取り締まる側にもいっそうチカラが入るのはわかる。その一方で国内のAV業界に対する締め付けも、出演強要問題を切り口にしてユルユルとだけれどもすすんでいる。



これはいったいどういうことなんじゃろか? と思うわけである。時代の風向きを読み取ろうと街中をブーラブラすることもある妄想の旅人・私である。青少年に欲求の圧力を蓄えさせておいて、いろいろな紛争地帯なんかに駆けつけさせる魂胆だな、とか、自慰行為を止めて子どもをつくらせようというイキな計らいだな、とか妄想は膨らむ。言葉づかいがおかしい。



そんなところに飛び込んできたのが秋元康(58)の『サヨナラ、きりたんぽ』事件だ。秋元康の企画・原作でこの4月から放送予定だったテレビ朝日の連続ドラマのタイトルが『サヨナラ、きりたんぽ』なのである。なぜ『サヨナラ、きりたんぽ』なのかといえば主演のAKB48・渡辺麻友(22)が男のチンチンを切断して懲らしめる話だからだそうである。つまりわかりやすく書き換えると「切れたチンポ、see you !!」である。たぶん2度と会うことはないのだが、その程度の軽さ。康だもん。



で、まあ、まゆゆが婚活してみたら女癖の悪い男ばっかりだ、と。次から次に女を泣かせてどうにもならぬ。さらに詐欺だとか横領だとかの悪どい犯罪にも手を染めている。あまつさえ酒びたり、暴力、田舎のバアちゃんの年金までも無心しているらしいし、酔うとところかまわず立ち小便までする始末。……もう許さん!! とかなんとかで渡辺麻友が植木用の枝切りハサミでパッチン!! see you !! というくらいのストーリーだと拝察する。



となると見どころは渡辺麻友がいかにしてチンチンを切るか、チンチンを引きずり出すかの1点しかないではないか。そこをはぐらかされてはお話にならない。とくに小さく小さく萎縮して下腹部にめり込んでいるデブな男のチンチンの場合を、ぜひていねいに描いていただきたいものである。



で、これまたちょうどいい具合に知り合いが飛び込んできたので近所の郷土料理店にきりたんぽ鍋を食べにいったのである。秋田の人たちが怒るのはあたりまえじゃん、とか話題性を狙った秋元康の確信犯的行動だというヤツがいるらしいけれども、康のアタマには渡辺麻友と猟奇的事件の組み合わせの際どさしかないべ、とかなんとかいいながら。まあ、いずれにしろこの騒ぎでいちばんトクをするのは秋田料理の店に決まっているのだ、とかなんとかも。そして私たちも店を出るときにはきちんと「サヨナラ、きりたんぽ」と挨拶したのである。いいたかったのはコレである。



チンチン切断といえば思い出すのは、2015年8月3日朝、慶応大法科大学院生で元プロボクサーの小番一騎(当時25)が妻の勤務していた法律事務所の男性弁護士(当時42)の性器を枝切りハサミで切断しトイレに流した事件である。すでに懲役4年6月の実刑が確定している。



しかしいまは削除されてしまっているけれども、テレビ朝日のホームページの煽り文句には「1936年、日本中を震撼させた女がいた…!愛するがゆえに、男の下腹部を切断した“阿部定”。その衝撃から、約80年。まゆゆが、第二の“阿部定”となる…!?」とあったというから(「日刊サイゾー」2017年3月9日配信)、下敷きには阿部定事件もはっきりあったわけである。



阿部定事件? この事件が起こったのは1936年(昭和11年)5月18日だけれども、この年の、さかのぼって2月には2.26事件が起きている。阿部定事件がこのようにして現在まで語り継がれる大事件になったのには、当時の世情不安から国民の目を逸らせようと考えた国家のマスコミ誘導があったからだというのはすでに定説である(not ライフスペース・高橋弘二)。



事実この翌年には盧溝橋事件が起こり、翌々年の1938年には国家総動員法が制定される。そして1939年には第2時世界大戦が勃発し、1941年、日本も真珠湾攻撃をもって参戦するに到るのである。つまり阿部定事件は日本が戦争に向かう入り口にある象徴的な出来事なのだ。



うむ。さすがは秋元康先生である。カリビアンコム関係者の連続逮捕、AV業界への圧力の高まりを見て、このままでは日本も戦争の当事国になってしまうっ!! 阿部定事件のあの頃を思い出せっ!! と警告を発しておられるのである。まことにありがたいことである。ヤスシ、エラい!! 



そして「私が平成の阿部定?! いままで演じたことのない役柄です! 私自身も大きな挑戦となります」(原文ママ。「産經新聞」3月8日配信)とコメントしていた主演の渡辺麻友はもっともっとエラい感じがする。カリビアンコムの行く末が心配のあまりつい「サヨナラ、かりたんぽ」といってしまった私はやはりそこそこの、突き抜けたところのない、つまらない人間であると認めざるをえない。(了)


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